人気の高いD2Cブランド10選|成功事例も合わせて紹介

d2cブランド 人気

D2Cブランドに、どんなものがあるのか気になっていませんか?

今回は「人気の高いD2Cブランド」について解説します。

結論、人気の高いD2Cブランドには、人気の理由があります。

それぞれのブランドに共通する特徴についても解説するので、参考にしてください。

その他に「D2Cブランドの成功事例」や「D2Cブランドの成功のポイント」についても解説します。

ぜひ、今回の記事を参考に、D2Cブランドの立ち上げを検討してみてください。

また「D2Cブランドの立ち上げ方」については、こちらの記事で解説しているので、参考にしてください。

目次

人気のD2Cブランド10選

人気のD2Cブランド10選

D2Cブランドと聞くと、多くの方はアパレル系の企業を想像するかもしれません。

また、急成長で話題になっている企業やサービスをイメージする方も多いでしょう。

実際には、D2Cブランドは多種多様に展開されています。

日本で人気の高いD2Cブランドを10社選出しました。

おなじみのブランドから話題のブランドまで、D2Cと認識してなかったご存知の企業があるかもしれません。

ぜひチェックしてみてください。

ドモホルンリンクル

ドモホルンリンクル

TVCMで多くの人に認知されているドモホルンリンクルは、D2Cブランドのパイオニアと言っても過言ではありません。

品質をアピールするCMを長年作り続けているので「高品質の化粧品」と認識している方は多いでしょう。

「利用者に効果を実感してから購入して欲しい」という顧客ファーストの考え方から、「無料お試しセット」を提供しています。

また、通信販売のみだからこそ対話を重要視しており、顧客の声も取り入れているそうです。

顧客と信頼関係を築いている姿勢が、多くの利用者に支持されています。

BULK HOMME

BULK HOMME

BULK HOMMEはメンズスキンケアで世界シェアNo.1を目指す、ワールドワイドなD2Cブランドです。

TwitterやInstagram、LINEなどのSNSマーケティングを活用し、世界中の20〜30代男性をターゲットにしています。

2013年に事業を開始し、初めの頃はデジタルマーケティング会社と自称していたほど、SNSマーケティングに力を入れていました。

近年はマスメディアでのPRも積極的に行い、木村拓哉さんを起用したCMで目にした方も多いのではないでしょうか。

主力はECサイトですが、2020年からは大手ドラッグストアでも取り扱われるようになりました。

土屋鞄製造所

土屋鞄製造所

土屋鞄製作所は1965年に、東京の下町でランドセル作りからスタートした老舗のレザーブランドです。

さまざまなレザー製品を制作、販売し、2000年代にEC販売を始めました。

老舗ブランドがD2Cとしても成功をおさめている理由の一つは、磨き続けられているデザイナーの感性によるものが大きいでしょう。

「長く大切に、時を重ねるほど愛着の湧く鞄」をコンセプトに、デザインを創り出すとともに、時代に合わせてデザインを育ててもいます。

存在感の強いレザーアイテムは、ECサイトでも目を引く大きな武器です。

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店

「北欧の暮らし」をテーマに、生活雑貨を中心に多岐にわたる商品を展開しているD2Cメーカー。

北欧のヴィンテージアイテムの輸入ネットショップからスタートし、現在はオリジナル商品を扱うまでに至っています。

「ネットショップでも訪れて楽しい場所にしたい」という思いから、ブログなどのコンテンツを充実させ、顧客を増やしていきました。

集客に注力するようになってからは、ターゲットの軸足を「まだ買い物をする気がない人」に置き、親近感を持ってもらえるようにブランドの世界観を構築しています。

SNSも活用しており、Instagramはフォロワー数が120万人を超えるほどの人気です。

THINK OF THINGS

THINK OF THINGS

THINK OF THINGSはコクヨ株式会社が運営するショップ&カフェで、2020年の9月に公式オンラインショップをオープンしました。

ワーク&ライフにおいて刺激や発見をもたらす道具として、ステーショナリーをはじめ、家具や雑貨などを扱っています。

ショップは東京の千駄ヶ谷にあり、1階の直営店舗にカフェを併設し、レンタルスペースとして利用できる多目的スタジオが2階にある複合施設です。

大手文具メーカーが趣向をこらした洗練された世界観で、従来の顧客から新規のファンまで幅広く集客しています。

FABRIC TOKYO

FABRIC TOKYO

FABRIK TOKYOは、ネット通販でオーダースーツやオーダーシャツを購入できるカスタムオーダーアパレルブランドです。

従来アナログであったアパレル業界に新たなアイデアと最先端のテクノロジーを取り入れています。

FABRIC TOKYOの強みは、価格的にもシステム的にも、初めての方が手軽に利用しやすいオーダー体験です。

入念で正確な採寸はもちろん、詳細なヒアリングから最適なアドバイスまでしてくれます。

採寸データを登録してくれて、2回目以降はネットから気軽にオーダーできて便利です。

ALL YOURS

ALL YOURS

ALL YOURSは「インターネット時代のワークウェア」をコンセプトにしており、着心地の良さに定評があります。

「UnFashionとしての服づくり」という、従来のアパレルブランドでは見られなかった世界観が特徴的です。

以下の3項目を服づくりのテーマに挙げています。

  • Un-Stressを目指し気持ち良く着られる服をつくる
  • Un-Trendを目指し長く愛用できる服をつくる
  • Un-Borderを目指し関わる人を幸福にする服をつくる

ECサイトでは製品のお手入れ方法の案内や、リペアやカスタムの依頼に対応をしており、サポート体制も充実してます。

Mr. CHEESECAKE

Mr. CHEESECAKE

Mr.CHEESECAKEは商品の質と限定性で成功をおさめたD2Cブランドです。

香りの探求に10年以上の歳月をかけてきたシェフが、味と香りのバランスにこだわった珠玉のチーズケーキを提供しています。

一躍人気のD2Cブランドになった理由の一つが、ECサイトのみの完全受注販売という手法によるものです。

数量限定により希少価値が上がり、SNSで話題になりました。

毎週日曜日と月曜日の午前10時より、ECサイトで販売を開始しています。

話題性を生み出すブランディングの確立と、シェフこだわりのチーズケーキのクオリティがD2Cというビジネスに合致したと言えるでしょう。

もとむのカレーパン

もとむのカレーパン

もとむのカレーパンは2019年に沖縄にオープンしたカレーパン専門店で、冷凍カレーパンの販売を株式会社アンド・フーズ・ウィズが行なっています。

これまでに多くのTV番組やメディアに取り上げられ、SNSでも人気の高いブランドです。

日本一のカレーパンを決める「カレーパングランプリ」では2020年から2年連続で金賞を受賞しました。

自宅で簡単に調理できる冷凍カレーパンは、ECサイトより購入可能です。

ブランドのコンセプトは「一口目の感動」で、多くの共感を得られたのが、ファンの獲得につながっています。

ココグルメ

ココグルメ

株式会社バイオフィリアが運営しているココグルメは、手作りドッグフードを販売しているD2Cブランドです。

バイオフィリアの創業者が愛犬の病死をきっかけに、ペットの健康に影響を与える「食」について考え、ココグルメを開発しました。

ペットが健康に長く生活できるよう、人間が口にする食品と同等の品質にこだわり、新鮮な肉や野菜を使用しています。

衛生管理基準も食品同等の基準で管理し、獣医師監修のもと、総合栄養食基準に準拠している高品質の手作りドッグフードです。

品質の高いドッグフードを求める需要に応え、顧客を獲得し、さらにSNSの口コミで新規顧客を増やしました。

D2Cブランド成功のポイント

D2Cブランド成功のポイント

成功しているD2Cブランドは、おさえるべきポイントをおさえています。

以下の3つのポイントは成功しているD2Cブランドに共通していると言ってもいいでしょう。

  • ユーザーとの信頼関係を構築している
  • ブランディングに基づいてユーザー体験を組み込んでいる
  • 目標を設定しトライアンドエラーを繰り返している

それぞれ、わかりやすく解説していきます。

今後D2C事業の参入を検討している方は参考にしてください。

ユーザーとの信頼関係を構築している

ユーザーとの信頼関係をないがしろにしていては、D2C事業の成功は遠のいていってしまうだけです。

まずは、ユーザーとの信頼関係を構築できる業務を戦略にしっかり組み込みましょう。

D2C事業の運営に欠かせないのが、ユーザーとの効率的なコミュニケーションが可能なSNSの活用です。

複数のSNSを組み合わせて、より多くのターゲットにアピールしているブランドもたくさんあります。

一方的な発信だけでなく、丁寧なリプライや引用して活用するのも、信頼関係の構築に効果的です。

ブランディングに基づいてユーザー体験を組み込んでいる

ブランディングに基づいてユーザー体験を組み込んでいる

人気のD2Cブランドは、ブランディングがしっかりされています。

D2Cブランドのユーザーの多くは、ブランドの世界観による体験を求めている傾向です。

したがって、商品やPR、ブランド独自の世界観そのものが魅力的であるのも大切ですが、ユーザー体験も重要なポイントになってきます。

  • 購入体験を通し商品や企業の向上に携われる
  • これまでになかった発見ができる

上記のような、社ブランドでしかできない世界観をつくり、ユーザーを魅了しなければなりません。

目標に設定しトライアンドエラーを繰り返している

D2Cに限りませんが、効果測定と検証の繰り返しを行なって、結果を出せているのが成功しているブランドです。

D2C事業はブランドとしての成果を出すまで、一定の時間を要します。

成功までの道のりで、詳細に目標を設定し、トラアンドエラーから適切な数値に到達するように調整を行なっていかなければなりません。

マーケティングも同様に、事前に立てた仮説と実際のリアクションを比較し、実践と検証の繰り返しを行うのが、結果につながる重要なポイントです。

人気の高いD2Cブランドの共通点

人気の高いD2Cブランドの共通点

人気を集めているD2Cブランドには大きな共通点が3つあります。

  • ターゲットを理解している
  • 独自の世界観がある
  • ファンを獲得できている

人気を維持していく上でいずれもしっかりおさえておきたいポイントです。

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

ターゲットを理解している

D2Cビジネスで最も重要なポイントは、ダイレクトに届けるターゲットが明確にできているかどうかです。

市場の区分けや勝負をかける市場の選択、ターゲットについての理解ができているブランドが、ファンを獲得しています。

商品を届けたい顧客像をイメージできていなければ、顧客を獲得するための適確なPRはできません。

人気のD2Cブランドは、ECサイトや売り文句などが、商品を届けたいターゲットに確実に向いているからこそ、多くの顧客を獲得できていると言えます。

独自の世界観がある

独自の世界観がある

人気のD2Cブランドは、独自の世界観を持っているのが大きな特徴です。

競合が多くあったとしても、他社にはない魅力があれば、顧客がブランドを選ぶ理由が生まれます。

自社ブランディングはユーザーを惹きつけるための大切なポイントです。

ユーザーのニーズをふまえた上で、他社にはないブランド独自の世界観を確立しましょう。

ファンを獲得できている

人気のD2Cブランドは、ファンの獲得の仕方も上手です。

特にSNSの活用に関しては学べるポイントが多いでしょう。

D2Cブランドは顧客とのコミュニケーションが大切になってきます。

比較的近い距離でコミュニケーションが取れるSNSは、ファン獲得に非常に有効です。

マーケティング会社のアンケートでは、TVCMに次いでSNSが「ブランドを知ったきっかけ」の2位になったという結果も出ています。

SNSの運用やマーケティングにしっかり取り組むのも大切です。

人気D2Cブランドの成功事例

人気D2Cブランドの成功事例 

D2Cの人気ブランドや成功ブランドの、共通点やポイントを紹介しましたが、商品を特化させ、ターゲットを絞れるD2C事業の成功例はさまざまあります。

しかし、いざ自身で行うとなると、どのように施策を行うべきか悩んでしまうでしょう。

以下では、成功したD2Cブランドの事例を紹介します。

成功しているブランドから、活かせる点を取り入れていきましょう。

BASE FOOD

BASE FOOD

BASE FOODはD2Cブランドならやるべきと言われているクラウドファンディングからスタートしました。

多くの人がBASE FOODの考えに共感し、幅広い支援を得られたそうです。

さらに顧客とのコミュニケーションにも注力します。

  • SNSを活用
  • レビューへの丁寧な対応
  • 定期購読者に取材を行いニュースレターで紹介

ニュースレターをはじめ、自社メディアの積極的な運営を行い、顧客体験の向上に必要な拡張性がある「Shopify」をネットショップのプラットフォームとしました。

顧客を大事にしながら、戦略も練られた成功例です。

COHINA

COHINA

COHINAは、150cm以下の小柄な女性に特化したアパレルブランドです。

女性をターゲットにしているため、SNSを中心に発信を行っていました。

  • 毎日インスタライブを配信
  • ニッチなターゲットにも関わらずテレビCMを打つ

地道なインスタライブと、大々的な戦略により、COHANAの知名度は広がり、信頼度も上がったのです。

SNSとマス施策を融合させた、上手な発信方法の事例と言えるでしょう。

D2Cの有名ブランドを目指しましょう

D2Cの有名ブランドを目指しましょう

D2Cは、近年有名になってきている販売方法です。

そのため、今からでも有名ブランドと肩を並べることが可能。

人気ブランドの方法を参考にすれば、D2Cブランドを立ち上げて、成功する可能性も高いでしょう。

今後さらにD2Cブランドは多くなると予想されるので、早い段階で立ち上げを検討してみてください。

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