60サイズの宅配便の最安値は?各社の送料を徹底比較

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日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便など数ある宅急便や郵送の中から60サイズの荷物を最安値で送る方法について、各社を比較したうえで徹底解説します。

メルカリやヤフオクなどのフリマアプリを使って商品を梱包・郵送する際に、できるだけ送料を抑えたい方必見です。

目次

宅配の60サイズの最安値

宅配の60サイズの最安値

結論からお伝えすると、60サイズの宅配物を最安値で郵送する方法は、日本郵便の定形外郵送です。

ただし、定形外郵送で最安値になるのは重量が1kg以下であるなどの細かい条件がつくため、実際の郵送物に合わせてどのサービスが最安値になるか選ぶ必要があります。

一見高い料金設定に見えても、細かい割引がついたり、法人契約することで値下げされる場合もあるため、詳しく解説していきます。

60サイズってどのくらい?

宅配物の60サイズとは、梱包後の段ボールの「縦+横+高さ」の合計が60cm以内に収まる大きさを指しています。

3つの長さの合計が60cm未満であれば問題ありませんので、段ボール以外にも紙袋や茶封筒などで梱包した場合でも、中身が見えない状態であれば利用可能です。

段ボールを安価に購入する方法

段ボールで梱包する場合、送料を安く抑えても段ボール代が発生するため、できるだけ安く抑えたいところです。

もちろん、自宅に段ボールが余っていればそれを使えますが、新しく購入する場合は、郵便局やヤマト運輸などの宅配業者よりも、通販の方が安く購入できます。

各社の60サイズの宅配料金

各社の60サイズの宅配料金

60サイズの宅配を行っている5つのサービスの料金を比較していきます。

日本郵便の定形外郵便

日本郵便の定形外郵便は、重量によって価格が変動するものの、60サイズの場合、200円から郵送してもらえる安価な宅配方法です。

送料200円〜
サイズ60サイズ
重量2kg
発送場所郵便局の窓口・郵便ポスト
追跡番号なし
補償なし

規格外料金200円で郵送できる宅配物は、50g以内である条件付きですので、それ以上の重さがある場合は、重さによって最大1,350円の発送料が発生します。

日本郵便のゆうパック

日本郵便のゆうパックは、日本郵便が提供する宅配便サービスで、最小60サイズから最大170サイズの荷物を送れる宅配方法です。

送料810円
サイズ60サイズ
重量25kg
発送場所郵便局の窓口・コンビニエンスストア
追跡番号あり
補償あり

追跡サービス、最大30万円の保証サービス、配達希望指定サービス、日曜・祝日配達など多くのメリットがあるため、定形外郵便よりも重宝されています。

ゆうパックは、送料を差出人が支払う元払いか、受取人が支払う着払いの2種類があり、それぞれ記載する伝票が異なるため注意してください。

郵便局の窓口のほか、24時間営業のコンビニエンスストアでも無料で伝票が手に入るため、プライベートが忙しい方でも時間に縛られずに配送手続きができます。

ヤマト運輸

ヤマト運輸の宅急便は、最小60サイズから最大200サイズの荷物を送ることができる宅配方法です。

送料930円
サイズ60サイズ
重量2kg以内
発送場所ヤマト運輸の営業所・コンビニエンスストア
追跡番号あり
補償あり

ゆうパックのように、追跡サービス、保証サービス、配達希望指定サービスなどたくさんのメリットがありますが、宅配便は重量と荷物サイズによって変動します。

例えば、ゆうパックの場合は重量が25kgと決まっているうえに、3辺の合計の長さで料金が変動するものの、宅配便は以下のようにサイズと重量が決められています。

  • 60サイズ:最大2kg
  • 80サイズ:最大5kg

つまり、3辺の合計が60cm未満の大きさだったとしても、重量が3kgあった場合は、80サイズの料金が請求されるのです。

60サイズであれば、ヤマト運輸の営業所のほか、24時間営業のコンビニエンスストアでも配送手続きが行えます。

佐川急便

佐川急便の宅急便は、最小60サイズから最大160サイズの荷物を運べる宅配方法です。

送料770円〜
サイズ60サイズ
重量2kg
発送場所営業所の窓口
追跡番号あり
補償あり

佐川急便の宅急便は、ヤマト運輸の宅急便と同様に、サイズと重量によって発送料金が変動するため、60cm未満でも重量オーバーしてしまうと80サイズ以上の費用がかかります。

さらに、日本郵便のゆうパックやヤマト運輸の宅急便のように24時間営業のコンビニエンスストアでは配送手続きができないため、営業所に持ち込む必要があります。

営業所の数も限られているため、まずは自宅の周辺に佐川急便の営業所があるかどうかを確認してから準備を進めてください。

西濃運輸

西濃運輸のカンガルー特急便は、最小60サイズから最大160サイズの荷物を運べる宅配方法です。

送料847円〜
サイズ60サイズ
重量2kg
発送場所営業所の窓口
追跡番号あり
補償あり

西濃運輸は、大手企業である日本郵便やヤマト運輸よりも安価に配送できる点がメリットです。

さらに、法人特化のサービス展開をしているため、契約すると輸送業務の代行とコンサルティングを受けられます

梱包から送状発行など全ての業務を代行してもらうことができるため、人件費削減の方法に悩んでいる方は、西濃運輸がおすすめです。

福山通運

福山通運のフクツー宅配便は、最小60サイズから最大160サイズの荷物を運べる宅配方法です。

送料990円〜
サイズ60サイズ
重量2kg
発送場所営業所の窓口
追跡番号あり
補償あり

営業所に持ち込むと、貨物1つに対して持ち込み割引200円が適用されるため、実質780円〜から配送してもらうことができます。

法人契約をすると、「パーセルワン」「スペースチャーター便」などのサービスがついてきて、業界最安値の基本料金や当日配送に対応します。

ただし、福山通運のサービスのほとんどが法人に特化しているため、個人で利用するには不便を感じる可能性が高いです。

各社の60サイズ送料を比較

各社の60サイズ送料を比較した表が以下の通りです。

送料重量による価格の変動
日本郵便(定形外郵便)250円〜あり
日本郵便(ゆうパック)810円なし
ヤマト運輸930円〜あり
佐川急便770円〜あり
西濃運輸847円〜あり
福山運輸990円〜あり

安く配送をしてもらう方法とは?

安く発送するための方法とは?

安く配送してもらう方法は、以下のとおりです。

  • 定形外郵便で発送する
  • 割引サービスを利用する
  • 特約を締結する

それぞれの方法について解説します。

定形外郵便で発送する

少しでも配送料金を安くする方法として、定形外郵便を使う方法があります。

60サイズの荷物を郵送する際、重さがあまりない場合に限った話ですが、定形外郵便を使うと、一般的な60サイズの配送料金を安くできるのです。

例えば、日本郵便の定形外郵便を見てみましょう。

規格内料金規格外料金
50g以下120円200円
100g以下140円220円
150g以下210円300円
250g以下250円350円
500g以下390円510円
1kg以下580円710円
2kg以下取扱なし1,040円
4kg以下取扱なし1,350円

同じ日本郵便が提供している「ゆうパック」の60サイズは最大25kg以内の重量制限がかかっていますが、配送物が1kg以下の場合は定形外郵便の方が安いです。

ただし、注意点として1kg以上になる場合は、1,040円もしくは1,350円と一般的な60サイズの配送料金よりも高くなる可能性があります。

荷物の重さによって判断が必要ですが、軽い配送物を郵送したい場合は、定形外郵便にして少しでも安くならないか確認してみてください。

割引サービスを利用する

各種サービスごとに異なるサービスを提供しているため、お近くの宅配サービスを利用する際は、少しでも割引が受けられないかを確認してみてください。

割引サービス
日本郵便持ち込み割引(1個120円割引)同一あて先割引(1個60円割引)複数口割引(1個60円割引)ゆうパックスマホ割アプリ(1個180円割引)郵便局受け取り割引(1個100円割引)継続利用割引(1個10%割引)
ヤマト運輸持ち込み割(クロネコメンバーズ1個150円割引/メンバー以外1個100円割引)クロネコメンバー割(10〜15%割引)にゃんPay(12%割引)デジタル割(1個60円割引)往復割引(1個100円割引)複数口減額制度(1個100円割引)営業所受け取りサービス(1個60円割引)
佐川急便営業所への持ち込み(1個100円割引)
西濃運輸営業所への持ち込み(1個110円割引)
福山通運営業所への持ち込み(1個200円割引)支店止め割引(1個400円割引)

近くにコンビニや営業所がある場合は、ご自身で持ち込みをするだけで約100円ほど節約できます。

また、継続的に利用したり、1つのサービスを繰り返し使い続けたりすることで、さらに割引サービスを受けられるチャンスがあるようです。

特約を締結する

特約とは、正式名称を「特約運賃契約」といい、一定の条件を満たすことで通常よりも安価な費用で荷物を発送できる方法です。

特約運賃が可能なサービスは、以下のとおりです。

特約サービス
日本郵便ゆうメールゆうパケットゆうパック
ヤマト運輸法人(掛売り)契約
佐川急便特約割引(大口契約の場合のみ)
西濃運輸なし
福山運輸なし

ヤマト運輸と佐川急便の特約は、法人契約や毎月の配送が一定数を超える大口契約の場合に限るため、個人で使う場合は日本郵便のサービスのみ適用されます。

宅急便コンパクトとは?

安く配送をしてもらう方法とは?

宅配便コンパクトは、通常の宅急便よりも小さな荷物を専用VOXと専用伝票で送るサービスで、以下のような特徴があります。

  • 配達は手渡しのみ
  • 重さの規定・制限なし
  • 保証金額は、宅配便コンパクト1つに対して最大30,000円(税込)
  • 営業所、取扱店舗、コンビニエンスストアで発送用のボックスと伝票をもらえる

宅配便コンパクトには、「標準型BOX」と「薄型BOX」の2種類があります。

宅急便コンパクト標準型BOX

宅配便コンパクト標準型BOXは、箱型になっていて、小物など厚みのあるものでも郵送可能な仕様に仕上がっています。

金額70円(税込)
サイズ縦20cm・横25cm・高さ5cm(内寸:縦19.3cm・横24.7cm・高さ4.7cm)
重さ特になし
特徴化粧品や小物などを送るのに最適

宅急便コンパクト薄型BOX

宅配便コンパクト薄型BOXは、封筒型になっていて、ペーパーや冊子類でも郵送可能な仕様に仕上がっています。

金額70円(税込)
サイズ縦24.8cm・横34cm(内寸:縦24cm・横33.2cm)※A4コピー用紙100枚程度の収納が可能
重さ特になし
特徴A4サイズの冊子等を送るのに最適

60サイズの宅配最安値を理解しよう

60サイズの宅配最安値を理解しよう

この記事の結論をまとめると、

  • 金額面だけを見ると、日本郵便の定形外郵便が最安値で60サイズの配送をする
  • 日本郵便の定形外郵便は、60サイズを200円から配送可能であるが、重さによって価格が変動するため場合によっては他のサービスよりも高額になる
  • 日本郵便のゆうパックは、60サイズを最大25kgまでの重さで一律810円で配送可能で、付随されるサービスも充実している
  • ヤマト運輸の宅急便は、60サイズを930円から配送可能で、重量オーバーの場合は一つ上のサイズの料金が発生する
  • 佐川急便の宅急便は、60サイズを770円で配送可能であるが、24時間営業のコンビニなどで発送手続きができない
  • 西濃運輸は、60サイズを847円から配送可能で、法人サービスにも力を入れていて配送量が多い方は人員削減に効果的
  • 福山通運は、60サイズを990円で配送可能であるものの、ほとんどの宅配サービスが法人に特化している状態で個人で利用するのはやや不便

各宅配サービスごとに異なる割引制度を設けていたり、重さやサイズに合わせて価格を変えて少しでも安く郵送できる手段を提供しています。

一概に「このサービスが一番安い」と断言することはできませんので、郵送物の重さやサイズに合わせて最安値になるサービスを選んでください。

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