DHLの梱包資材が無料で注文できることを知っていますか?
この記事では「DHLの梱包資材」について解説しています。結論、DHLの梱包資材は公式サイトで注文しましょう。
DHLを利用する際、知っておきたい「梱包資材の種類」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他「梱包資材の注文方法」や「配送時の注意点」についても説明していますので、DHLの利用に役立てていただければ幸いです。
DHLの梱包資材は無料で注文できる
DHLの梱包資材は無料で注文できます。
既に梱包用の資材を持っている場合は、それを利用しても問題ありません。
要は、荷物として送れるものなら何でも大丈夫です。
一方で、必ず用意しておきたいのが、ビニールポケットとなります。
発送のラベルを入れるための袋のことです。普段荷物を受け取っている方なら、目にしたことがあるでしょう。
段ボールを使って発送する場合は、必要です。ビニールポケットが無いと発送できないため、梱包資材として注意してください。
DHLの梱包資材の種類
DHLの梱包資材は、大きく分けて2種類あります。
- 段ボールの箱
- エンベロープ/ビニールフライヤ
基本的に段ボールは商品、エンベロープ/ビニールフライヤは書類系です。
発送したい商品に合わせて選びましょう。
段ボールの箱のサイズ
段ボールは、DHLで荷物を発送する際に利用される最もポピュラーな梱包資材です。
種類も豊富で、以下の違いがあります。
種類 | 重量制限 | サイズ(mm) | 破裂試験(ポンド/平方インチ) | 耐衝撃性試験(ポンド/平方インチ) |
---|---|---|---|---|
ボックス2 | 1kg | 337✕182✕100 | 155 | 34 |
ボックス3 | 2kg | 336✕320✕52 | 160 | 34 |
ボックス4 | 5kg | 337✕332✕180 | 160 | 34 |
ボックス5 | 10kg | 337✕322✕345 | 280 | 52 |
ボックス6 | 15kg | 417✕359✕369 | 280 | 52 |
ボックス7 | 20kg | 481✕404✕359 | 280 | 52 |
ボックス8 | 25kg | 541✕444✕409 | 280 | 52 |
エクスプレスチューブ3 | – | 475✕155✕134 | – | – |
エクスプレスチューブ4 | – | 976✕176✕152 | – | – |
エクスプレスチューブは、縦長の段ボールです。
ポスターのような縦長の商品を入れられる段ボールをイメージしてください。
DHLで梱包資材として注文する際は、これらの中から最適なサイズを選ぶことになります。
エンベロープ/ビニールフライヤ
エンベロープとビニールフライヤには、以下の種類があります。
種類 | 重量制限 | サイズ(mm) | 継ぎ目部分の強度 | 抗張力 |
---|---|---|---|---|
エンベロープ1 | 0.5kg | 320✕275✕100 | – | – |
スタンダードフライヤーバッグ | 2kg | 400✕300✕100 | 4kg | MD/TD 32.5Mpa&400%の伸長度(破損時) |
ラージフライヤーバッグ | 3kg | 475✕375✕100 | 4kg | MD/TD 32.5Mpa&400%の伸長度(破損時) |
段ボールと比べてコンパクトサイズなのがわかります。
エンベロープを使用する際に注意したいのが、書類のみ送れる点です。
- ポストカード
- トレーディングカード
これらは書類ではないため、送れません。注意しましょう。
内部梱包資材
梱包資材として内部に入れるタイプも重要です。
適切に使うことで、商品を傷めずに配送できます。
DHLでは以下の7種類を提供しています。
種類 | 緩衝 | 隙間を埋める | 保護する | 分割する | その他 |
---|---|---|---|---|---|
気泡緩衝材 | ○ | ○ | ○ | – | – |
フォームシート | ○ | ○ | ○ | – | – |
フォーム緩衝材 | ○ | ○ | – | ○ | – |
エアバッグ | – | ○ | – | – | – |
しわ紙 | – | ○ | ○ | – | – |
板紙の仕切り | – | ○ | ○ | ○ | – |
シュレッダー紙 | – | ○ | ○ | ○ | 衝撃吸収 |
それぞれ得手不得手があるので、複数の内部梱包資材を使うのがオススメです。
商品を傷めずに発送することで、受け取り拒否を防ぐ効果にも期待できます。
DHLで梱包資材を注文するにはアカウント登録が必要
DHLの梱包資材は誰でも注文できるわけではありません。
公式サイトでアカウント登録をする必要があります。
また、アカウント登録そのものも、以下に該当している方のみ可能です。
- 法人
- 個人事業主
どちらにも該当しない個人の方は、DHLとの契約自体ができません。
個人事業主の方の場合、屋号も必須となるため、注意が必要です。
いずれにせよ、DHLの利用には開業届が必要だと覚えておいてください。
DHLの梱包資材の注文方法
DHLでは、アカウント登録さえしていれば簡単に梱包資材を注文できます。
慣れていれば、5分もあればできます。
公式ホームページの上部メニューから梱包資材の注文をクリックするだけです。
梱包資材は自由に選べるため、欲しい資材を注文しましょう。
もしどのサイズが良いのかわからない場合は、様々なサイズを注文しておくことをオススメします。
届いた後に最適なサイズを使えば問題ありません。
なお、梱包資材の中にはビニールポケットもあります。
段ボールで発送する際は必ず必要となるため、忘れずに注文しましょう。
DHLの梱包資材の発送ラベルは印刷にも対応
DHLの梱包資材である発送ラベルは、印刷にも対応しています。
DHLのサイトから直接印字を指定できるので、注文と同じタイミングですることをオススメします。
印字の際は、以下の3つのサービスから好きなものを選べます。
- MYDHL+(無料)
- HIROGETE(無料)
- Ship$Co(有料:1枚19円~)
どれを使っても問題ありません。
それぞれ一長一短のサービスなので、最終的に自分が使いやすいと感じたものを使ってください。
DHLは重量の算出方法が違う
DHLは発送時、重量の算出方法が違います。
段ボールのサイズと考えていると、梱包資材を選ぶ際に間違ってしまう可能性があるため注意しましょう。
基本的には重量で配送料金が決まります。
ただし、以下のどちらかが採用される形です。
- 容積重量
- 実重量
ビニールフライヤに関してのみ、実重量で判断されます。
そのため、発送する商品によってはビニールフライヤに入れる方が安くなる可能性があります。
注文時に様々な種類の梱包資材を注文した方が良い理由の1つです。
DHLの梱包資材を使って配送する際の注意点
DHLの梱包資材を使って配送する際、覚えておきたい注意点があります。
中でも料金関係は負担も大きいため、必ず意識しておきましょう。
梱包資材にお金がかからないとはいえ、追加料金が大きくかかってくるなんてことも。
特に以下は別途必要な料金になりやすいものです。
- 燃料サーチャージ
- 遠隔地域配達手数料
- 配達先変更手数料
- 緊急事態追加金
- 関税
- 返送料
燃料サーチャージ
燃料サーチャージとは、航空機燃料割増料金のことです。
DHLでは毎月更新されています。
車で使うガソリン代のようなものと考えてください。
DHLの公式サイトによると、2023年2月現在において29.25%が追加でかかります。
送料が2,000円だとすれば、2,445円になる計算です。
燃料サーチャージの料金は原油の価格によって変動するため、一定ではありません。
昨今の世界的情勢から高騰傾向にあります。
遠隔地配達手数料
DHLでは、遠隔地配達手数料が別途かかります。
主要な都市から離れている場所にかかる費用です。
主にかかるのは、以下の地域となります。
- 離島
- 僻地
交通インフラの整っていない場所が該当します。
2,600円または60円/kgのどちらか高い方が採用されます。
遠隔地の確認はDHL公式サイトからチェックできるので、配送前に確認しておくと良いでしょう。
配達先変更手数料
DHLでは、配達先の変更も可能です。
ただし変更の際には手数料が必ずかかります。
1件あたり1,300円と高額なので、住所は慎重に入力してください。
また、配達先を変更する際は、DHLのカスタマーサポートに電話が必要です。
電話さえ繋がれば簡単に変更ができます。
手間は変わらないので、事前に間違っていないか確認しておくことが大切です。
緊急事態追加金
DHLでは、緊急事態追加金を別途徴収しています。
これは、世界的なコロナ禍を鑑みてサービス維持を目的とした費用です。
期間限定の値上げとされていますが、いつまで実施するのかは未定の状態のままとなっています。
料金は随時見直されていくため、一定でもありません。
念のため、発送前に金額を確認しておきましょう。
関税
越境して配達する場合、関税もかかります。
DHLはクーリエと呼ばれる国際宅急便でもあるため、必ず発生すると認識してください。
ただし、原則として関税は受け取り側が支払います。
関税を理由に受け取りを拒否されると、今度は発送した側の負担になります。
事前に関税のアナウンスをすることでトラブルを防げるので、オススメです。
返送料
関税などの理由によって受け取りを拒否された場合、DHLでは返送料が別途かかります。
返送する場合は割引価格の運賃とならないため、配送費は高額になりがちです。
費用を抑えたい場合は、現地の倉庫に入れておくといった別の手段を取ってみてください。
新たに同じ場所から注文があった際に、簡単に発送できます。
DHLの梱包資材は無料で注文できる
DHLは梱包資材を無料で提供しています。
注文するためにはアカウント登録が必須ですが、登録さえしてしまえば簡単に申し込めます。
ただしアカウント登録には法人か個人事業主でなければいけません。
個人の方だと登録できないため注意しましょう。
梱包資材は、様々な用途に対応できるよう豊富なサイズが取りそろえられています。
発送ラベルに必要なビニールポケットまであるので、アカウント登録をしているなら気軽に注文してみるのもオススメです。