80サイズの宅配便の最安値は?各社の送料を徹底比較

80サイズ

一人暮らしをしている子どもへの仕送りや、フリマアプリなどで80サイズの荷物を郵送する際に、できるだけ送料を節約するためにはどのサービスを利用すれば良いでしょうか。

宅急便は、宅配物のサイズ以外にも重さや割引特典を使うことによって、より安価な送料で荷物を運んでもらうことができます。

この記事では、各サービスごとの料金紹介をしたうえで、80サイズの最安値で郵送できる宅配サービスの比較と安価に発送するための方法を解説します。

目次

宅配の80サイズの最安値

宅配の80サイズの最安値

結論からお伝えすると、80サイズを最安値で宅配できるサービスは、個人は佐川急便、法人は福山通運です。

ただし、宅急便の発送料金は「サイズ」「重量」「配送先」の3つによって変動します。

配送物の重量が大きかったり、遠方への発送を希望する場合、佐川急便よりも料金が一定の日本郵便が提供するゆうパックの方が安価になるケースがあります。

80サイズの段ボールを安価に購入する方法

80サイズの宅配物は、基本的に段ボールによる梱包が必要なため、段ボール費用を最小限に抑えたいところです。

自宅に段ボールが余っていれば再利用する方法もありますが、新しく購入するのであれば、各運送会社のものか通販のものを購入します。

できるだけ段ボールに費用をかけたくないという方は、安価に購入できる通販サイトのものを選びましょう。

各社の80サイズの宅配料金

各社の80サイズの宅配料金

80サイズの宅配料金について、5つのサービスを比較しました。

送料(最安値)
日本郵便1,200円
ヤマト郵便1,360円
佐川急便1,155円
西濃運輸1,276円※
福山通運1,330円(法人契約:700円)

※西濃運輸は、80サイズの発送を行っていないため、70サイズの料金を記載

それぞれのサービスについて詳しく解説していきます。

日本郵便

ゆうパックのサービスで広く知られている日本郵便は、業界最大数の営業所の数を誇り、荷物の持ち込みや営業止めをしやすい点が魅力の宅配サービスです。

送料1,200円
サイズ80サイズ
重量25kg
発送場所営業所の窓口・コンビニ
追跡番号あり
補償あり

他の一般的な宅配サービスがサイズと重量で発送費用に変動があるのに対して、日本郵便が提供しているゆうパックは、25kg以下と重量が一定です。

重量で料金が変わらないため、小さいけれど重い荷物を郵送したい時に重宝します。

日本郵便の特徴・メリット

日本郵便の特徴とメリットは、以下のとおりです。

  • 全国に営業所があり、業界最多数のため持ち込みやすい
  • 旅行中に使えるっプランあり
  • 郵便局で送り状の印刷が可能
  • 発送者側が荷物の追跡ができる

他の宅配サービスは、同じ80サイズでも5kg〜10kgの重量制限があり、それ以上になると追加料金が発生します。

重量のある荷物を運ぶときには、日本郵便がおすすめです。

ヤマト運輸

ヤマトホールディングス傘下であるヤマト運輸は、サイズや用途によって豊富な配送方法が選べるため、郵送できる荷物の幅が広く、重宝されている宅配サービスです。

送料1,360円〜
サイズ80サイズ
重量5kg
発送場所営業所の窓口・コンビニ
追跡番号あり
補償あり

ヤマト運輸は、通常配送の他にもクール便や海外便など特殊な配送に対応していたり、引っ越しサービスや車の配送も行えたりするため、使い勝手の良さが魅力です。

ヤマト運輸の特徴・メリット

ヤマト運輸の特徴・メリットは、以下のとおりです。

  • 宅配業界トップクラスの発送スピード
  • 割引サービスが充実している
  • 利用用途に合わせた集荷方法を選択できる
  • 自宅に限らず海外やレジャー施設への発送に対応

60サイズの普通の荷物を送るのではなく、冷蔵・冷凍や遠くへの配送など特殊な希望がある方は、ヤマト運輸の利用がおすすめです。

佐川急便

佐川急便は、飛脚宅配便と呼ばれる宅配事業を展開しています。

送料1,155円
サイズ80サイズ
重量10kg
発送場所営業所の窓口
追跡番号あり
補償あり

80サイズの宅配物のほか、ラージサイズ便(大きな荷物の配送)や飛脚ハンガー便(衣類をハンガーのまま発送)、飛脚クール便(冷蔵・冷凍用)など幅広い発送方法があります。

佐川急便の特徴・メリット

佐川急便の特徴とメリットは、以下のとおりです。

  • 法人契約をすると割引や便利なサービスが受けられる
  • 発送側も商品追跡ができる
  • インターネット上で送り状の発行が可能

佐川急便を頻繁に利用する場合は、個人でも契約可能な大口契約(法人契約)をすることで、さらにお得に利用ができます。

ただし、個人で利用する場合は、日本郵便やヤマト郵便のようにコンビニでの対応がありません。

西濃運輸

西濃運輸は、カンガルー特急便と呼ばれる宅配サービスを行っていて、小口から大口の宅配物に対応し、条件を満たせば当日配達も可能です。

送料1,276〜1,529円
サイズ70〜100サイズ
重量5〜10kg
発送場所営業所の窓口
追跡番号あり
補償あり

発送先によって料金は変動するため、遠方になるほど、追加料金が発生します。

西濃運輸は、「Pサイズ(60cm)」「Sサイズ(70cm)」「Mサイズ(100cm)「Lサイズ(130cm)」の4つの種類が設けられており、80cmの場合はSもしくはMになります。

西濃運輸の特徴・メリット

西濃運輸の特徴とメリットは、以下のとおりです。

  • 大型荷物の発送に対応している
  • 法人契約をすると、代金回収や送り状などの発送代行をしてもらえる
  • インターネット上で、送り状発行と集荷依頼ができる
  • 発送者の荷物の追跡が可能
  • 冷蔵・冷凍品の発送に対応

80サイズを大幅に上まりそうな場合、ほかの宅配サービスでは対応できないサイズでも西濃運輸は対応できる場合があります。

福山通運

福山通運は、フクツー宅配便と呼ばれる宅配サービスを行っていて、荷物のサイズ、重さ、配送先によって料金が変動します。

送料1,330円〜(法人の場合は700円)
サイズ80サイズ
重量10kg
発送場所営業所の窓口
追跡番号あり
補償あり

法人契約をすると、「パーセルワン」の対象となり、表示料金からさらに500円ほど安く利用できるなどのメリットがあります。

福山通運の特徴・メリット

福山通運の特徴とメリットは、以下のとおりです。

  • 法人契約をすると「パーセルワン」で業界最安値の基本料金で利用できる
  • 個人で利用する場合、営業所に持ち込むと200円割引になる
  • 個人で利用する場合、営業止めにすると400円割引になる
  • 冷蔵・冷凍の配送に対応

電話やオンラインで集荷依頼ができたり、ドライバーに直接送状を持ってきてもらえたり、法人契約に多くのメリットがあります。

個人で利用することもできますが、福山通運は営業時間が限られていて、営業所の数が少ないため、近くに営業所がないと、利用しづらいです。

各社の80サイズ送料を比較

各社の80サイズ送料を比較

各社の80サイズの送料を比較した結果が以下のとおりです。

送料(最安値)重さや発送先による費用の変動
日本郵便1,200円なし(ゆうパックの場合)
ヤマト郵便1,360円あり
佐川急便1,155円あり
西濃運輸1,276円※あり
福山通運1,330円(法人契約700円)あり

※西濃運輸は、80サイズの発送を行っていないため、70サイズの料金を記載

安さにこだわるのであれば、費用の変動がない「日本郵便」、個人発送で最安値の「佐川急便」、法人発送で業界最安値の「福山通運」がおすすめです。

メルカリの80サイズとは?

メルカリの80サイズとは?

フリマサイトのメルカリで80サイズの宅配物を配送するのであれば、ヤマト運輸の「らくらくメルカリ便」もしくは日本郵便の「ゆうゆうメルカリ」がおすすめです。

メルカリの80サイズを発送する2種類のサービス内容は、以下のとおりです。

送料重要制限発送場所匿名配送追跡補償
らくらくメルカリ便850円5kg営業所の窓口コンビニ宅配便ロッカーPUDO自宅集荷可能ありあり
ゆうゆうメルカリ便870円25kg郵便局コンビニ可能ありあり

従来の宅配サービスでは宛名書きなしで発送することができないため、匿名での発送を希望する方は、メルカリ便を利用しましょう。

一番安い発送方法を徹底比較

5社のサービスの最安値の発送方法を比較した表が、以下のとおりです。

送料サイズ重量発送先
日本郵便970円602kg関東→関西
ヤマト郵便1,040円602kg関東→関西
佐川急便880円602kg関東→関西
西濃運輸900円×10kg関東→関西
福山通運600円(個人:1,100円)602kg関東→関西

個人で宅配サービスを利用するのであれば、佐川急便が最安値で発送できます。

一方、法人で宅配サービスを利用するのであれば、福山通運のパーセルワン料金の600円が最安値です。

安く発送するための方法とは?

安く発送するための方法とは?

宅急便を安く発送するための方法は、以下のとおりです。

  • 切手を安く購入し郵送する
  • 運送会社の会員割引を利用する
  • 持ち込みで配送する

それぞれの方法について解説します。

切手を安く購入し郵送する

金券ショップなどで切手を定価以下で購入し、ゆうパック等の送料に当てると、宅配物を安く発送できます。

少し手間がかかる作業ではあるものの、金券ショップによっては定価の90%OFFで切手が販売されているため、毎回切手で送料を支払うことで総支払額を減らせます。

代金引換など特殊なケースの場合は、切手での支払いに対応していないので、切手が利用できる発送方法を選ぶようにしてください。

運送会社の会員割引を利用する

各運送会社が提供している会員割引を利用して、定価料金よりも安い宅配料金を提示してもらうと、宅配物を安く発送できます。

この記事で紹介している5社の中では、日本郵便とヤマト運輸が会員割引のサービスを提供していて、通常料金よりも安価に利用可能です。

  • 日本郵便:ゆうパックスマホ割アプリ登録で基本運賃から180円割引
  • ヤマト運輸:クロネコメンバー会員は基本運賃から60円割引

ぜひ、会員割引の利用も検討してみてください。

持ち込みで配送する

営業所の窓口に直接持ち込みをすると、持ち込み割引が適用されるケースがあるため、通常よりも数百円ほど安価に宅配物を配送できます。

  • 日本郵便:120円割引
  • ヤマト運輸:100円割引(クロネコメンバーズ:150円割引)
  • 佐川急便:100円割引
  • 西濃運輸:110円割引
  • 福山通運:200円割引

持ち込みができる距離に営業所の窓口がある場合は、できるだけ自分で荷物を持っていくことで、基本料金の費用を節約できます。

80サイズの宅配最安値を理解しよう

80サイズの宅配最安値を理解しよう

この記事の結論をまとめると、

  • 80サイズの宅配物を最安値で発送できるのは、個人の場合が佐川急便で、法人の場合が福山運輸となる
  • 全国に営業所があり、荷物の持ち込みがしやすい日本郵便は、80サイズの宅配物を1,200円で郵送可能
  • 宅配業界トップクラスの発送スピードを誇るヤマト運輸は、80サイズの宅配物を1,360円から郵送可能
  • ラージサイズ、クール便など幅広い発送方法の取り扱いがある佐川急便は、80サイズの宅配物を1,155円から郵送可能
  • 法人契約をすると送り状や代金回収の作業を代行してもらえる西濃運輸は、80サイズの宅配物を1,276円から郵送可能
  • 法人契約をするとパーセルワンサービスが適用され業界最安値の基本料金で利用できる福山通運は、80サイズの宅配物を700円から郵送可能
  • 日本郵便とヤマト運輸が提供するメルカリ便は、宛名書きなしで発送可能
  • 安く発送するための方法は、「安価に切手を購入する」「会員割引の利用」「持ち込み割引の適用」がある

サイズ、重量、距離のほかに個人で利用するのか、法人で利用するのかによっても発送費用は大きく変動するので、一概にどのサービスが最安値であると断言することはできません。

宅配物や発送先に合わせて、最適なサービスを利用するようにしましょう。

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